
予防診療
(Preventive treatment)
予防診療について
予防診療は、病気になってから治療するのではなく、
病気を防ぐための医療です。
ワクチン接種や寄生虫予防、定期的な健康診断を行うことで、
わんちゃん・ねこちゃんが健康で長く快適な生活を送ることにつながります。
当院では、最新のガイドラインと日本の飼育環境を踏まえて予防プランをご提案しています。
- ワクチン接種/抗体価検査
- 寄生虫予防
- 健康診断
- 歯科予防
犬のワクチン
- 混合ワクチン
- 狂犬病ワクチン(法律で年1回接種が義務付けられています)
犬のコアワクチンと抗体価検査について
犬のコアワクチンとは、すべての犬に接種が推奨される基本的なワクチンで、以下の感染症を予防します。
- 犬ジステンパーウイルス感染症
- 犬パルボウイルス感染症
- 犬アデノウイルス感染症(伝染性肝炎)
これらの病気はいずれも重症化や死亡のリスクが高く、治療が困難なため、確実な予防が重要です。
成犬では 3年に1回のワクチン接種 とあわせて抗体価検査による免疫評価 が推奨されています。
WSAVA(World Small Animal Veterinary Association:世界小動物獣医師会)の最新ガイドラインでは、
初期免疫が完了した成犬では、コアワクチンは3年以上免疫が持続するとされており、追加接種は3年に1回が推奨されています。
一方で、抗体価検査は現在の免疫状態を確認する有効な方法としてWSAVAでも位置づけられており、追加ワクチンの代替手段として活用することが可能です。
日本では、ペットホテルやトリミング施設、ドッグランなどで「1年以内に有効な証明書」の提示を求められることが多いのが実情です。
そのため当院では、医学的根拠に加え、日常生活での利便性も考慮し、年1回の抗体価検査をご提案しています。
免疫が十分ある場合 → 追加ワクチンを見送る
免疫が低下している場合 → ワクチン接種を検討
レプトスピラワクチンについて
レプトスピラ症は、WSAVAではノンコアワクチン(生活環境・地域性によって判断するワクチン)に分類されています。
当院の周辺地域では、近郊エリアでレプトスピラ症の発生が確認されているため、感染リスクがゼロとは言えません。
- 水たまり・川・田畑への接触
- 屋外活動が多い生活環境
- 野生動物との接触機会
などに該当する場合には、予防接種を検討する価値がある感染症と考えています。
レプトスピラワクチンはコアワクチンとは異なり、生活環境やご家族のご希望を伺った上で接種を検討いたします。
予防をご希望の場合は、お気軽にご相談ください。
猫のワクチン
- 混合ワクチン
猫のコアワクチンと抗体価検査について
猫のコアワクチンとは、感染力が強く、重症化すると命に関わる危険がある病気から守るために、すべての猫が接種すべきワクチンのことです。
たとえ家から一歩も出ない完全室内飼いの猫であっても、飼い主さんの服や靴に付着したウイルスを介して感染するリスクがあるため、定期的な接種が推奨されています。
- 猫ウイルス性鼻気管炎
- 猫カリシウイルス感染症
- 猫汎白血球減少症
犬と同様にWSAVAの最新ガイドラインに則り、成猫では 3年に1回のワクチン接種 とあわせて抗体価検査による免疫評価 をおすすめしています。
免疫が十分ある場合 → 追加ワクチンを見送る
免疫が低下している場合 → ワクチン接種を検討
寄生虫予防(ノミ・マダニ・フィラリア・消化管内寄生虫)
ノミ・マダニ、フィラリア、消化管内寄生虫は、 重篤な病気や人への感染(人獣共通感染症)の原因になります。
- ノミ・マダニ予防
- フィラリア予防
- 消化管内寄生虫の駆虫
寄生虫は季節や活動時期によって感染リスクが変わるため、予防薬は寄生虫の活動時期に合わせた投与が必要です。
当院では、犬や猫の生活環境・体質・性格に応じて、最適な種類の予防薬をご提案いたします。
健康診断・定期チェック
症状が出る前に体の異変を見つけるための大切な診療です。
- 身体検査
- 血液検査
- 尿検査・便検査
- レントゲン検査・エコー検査
年1回(シニア期では年2回)の健康診断をおすすめしています。
歯科予防
歯周病は全身の健康にも影響します。
- 歯石・歯周病チェック
- 歯磨き指導
- デンタルケア用品の提案
若いうちからのケアが将来の病気のリスク低減につながります。
こんな方はご相談ください
何をどこまで予防すればいいかわからない
初めて犬・猫を飼った
予防をしばらくお休みしていた
高齢になってきて予防内容が不安
ワクチンの頻度を見直したい
当院では、一頭一頭に合わせた予防計画をご提案します。
どんな小さなことでも、お気軽にご相談ください。